オレを憎め!オマエなんか大嫌いだ

オレを憎め!オマエなんか大嫌いだ!

シネマ

ブリング・ミー・ホーム尋ね人

7歳の息子が公園で遊んでいて行方不明になり6年間、夫婦は共に捜索し続けていました。夫婦は決して諦めず、同じような経験をして子供が戻ってきた人を訪ね、情報を集め必ず見つけ出すと希望を失いませんでした。 現実に起こっている児童失踪事件がテーマで…

喜劇 愛妻物語

物語はおもしろい。悲劇ではなく喜劇です。妻の水川あさみがひたすら「ザコ!」「死ね!」「クズ!」と大声を張り上げ続ける映画です。夫役の濱田岳のクソおやじっぷりが何とも言えない。男女逆だったら完全にDV案件なんだけれどね。一応最後にオチがあるが…

マルモイ ことばあつめ

舞台は日本が統治して久しい1940年代初頭の朝鮮・京城といって現在の首都ソウルにあたります。 主人公ジョンファンは親日派の中学校理事長の息子でしたが、父には秘密で朝鮮語学会に属し、失われていく母国語=朝鮮語(即ち現在の韓国語)を護るために朝鮮語…

暗数殺人

韓国の実録犯罪ムービーです。「暗数」とは実際の数量と統計上あつかわれる数量との差。主に犯罪統計において、警察などの公的機関が認知している犯罪の件数と実社会で起きている件数との差を指す。まぁ実際に闇に葬られている事件はここ日本でもたくさんあ…

悪の偶像

次期知事有力候補の息子のひき逃げ事件から始まる物語。主要人物は加害者の父、被害者の父、そしてその嫁。でもバックグラウンドには様々な事情があって、その複雑な人間模様も知ることになる。とにかくややこしい難解な人物関係。徹底したリアリティなのか…

許された子どもたち

中1の少年が同級生へのイジメがエスカレートさせた結果、殺害してしまうところから始まる。少年は犯行を自供したものの、息子の無罪を主張する毒母の説得で一転否認をし、無罪に該当する不処分を受けることになる。 司法は許しても世間は納得いかないもので…

motherマザー

元ネタとなったのは、2014年に埼玉県で起きた「川口祖父母殺害事件」です。 長澤まさみが毒親を演じます。母親と息子の共依存の関係と犯罪に至るまでの日々を描いています。毒母は社会不適合者でありますが、そんな母から逃げることもしない息子はマインドコ…

ランボー ラスト・ブラッド

エイドリアン・グランバーグ監督、シルベスター・スタローン脚本による、ランボーのシリーズ第5作目。 ミャンマーに住んでいたジョン・ランボー(シルベスター・スタローン)が、アメリカに帰国したその後から始まる。これは前作『ランボー 最後の戦場』からの…

ナイチンゲール

差別や偏見について考えさせられる女性への暴力がテーマです。 イギリス植民地時代のオーストラリアを舞台に、夫と子供を殺されてアイルランド人女性が復讐を果たすバイオレンススリラーです。私も含め日本人はオーストラリアの歴史は深く知りません。過去の…

風の電話

岩手県大槌町には、電話線の繋がってない“風の電話”がある。 天国に繋がっているというこの電話には、毎日多くの人々が訪れている。 映画より先に現場の電話ボックスに行きたかったけれどコロナ禍で行けなかった。落ち着いたら行ってみよう。そして映画館も…

ミッドサマー/ディレクターズカット版

170分/R18指定の長編作品。残虐や官能など描写のえげつなさも含めて、実に容赦のない真っ向勝負の本格ホラー映画。 映画の大半は儀式でありとてもわかりやすい。ストーリー性はあまりなくて貧弱ですが、ジワジワと狂気のレベルが上がっていく。 クリスチャ…

Fukushima50

原作は門田隆将のノンフィクション『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発』。 50とは東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所事故発生時に発電所に留まって対応業務に従事した約50名の作業員たちを指します。 想定外の大津波で、全電源喪失(ステーション…

パラサイト~半地下の家族~

ブラックコメディ映画(韓国)に分類できるのでしょうが、事実に半地下に住む家族は存在します。半地下は北朝鮮との朝鮮戦争に備え防空壕の役割として建築法で義務付けられていましたが、’89年には義務化は解除。半地下を賃貸として貸し出す家やマンションが増…

AI崩壊

ストーリー展開に無理がありすぎ。あと十数年後にはこんな未来になるのかぁ・・・と思ったりもしたが、イヤまず有り得ないだろうというレベル。 ネタバレにはあるも、プロジェクタと鏡でプログラムコードをAIに見せれば読み取れるというにはチョット稚拙だなと…

ジュマンジ/ネクストレベル

本品は『ジュマンジ/ウェルカムトゥジャングル』後の物語なので人間関係を把握するためには前作も観ておかないと分からなくなります。 彼等は大学生になり、それぞれスクールライフ謳歌していますが、主人公のスペンサーは思うような人生を歩めておらず、マ…

フォードVSフェラーリ

24時間耐久レース(1966)フォード・モーター社がル・マンで常勝チームのフェラーリに勝つためには、フェラーリを超える新しい車の開発、優秀なドライバーが必要だった。 限られた資金・時間の中で力を合わせて立ちはだかる数々の乗り越え、長年絶対王者である…

残された者-北の極地-

これはある意味スゴい作品。ハッキリ言ってムダがない。自分が観た限りでは登場人物は3人と熊。 飛行機事故であろう飛行機事故で北極に取り残された主人公オヴァガードは、孤独な生活を送っています。そこに至るまでの回想シーンは全くなく、地表面の雪を除…

THE UPSIDE-最強のふたり-

フランス版のリメイク作品。いつかどこかで観たような…と思い出して復習となってしまいました。 結末がオリジナルとは違います。秘書役のイヴォンヌをニコールキッドマンが演じますが、まさかのラストシーンでした。 実話と言うことですから、いまあなたが不…

ルパン三世the first

3DCGアニメということもあり期待半分で臨んだが、立体感あり動きが滑らかなこともあり何ら問題はない。 ただ子供ウケするようになのか、ルパンのずる賢さと不二子のお色気シーンは少ない。 内容は陳腐かもしれないが、モンキーパンチが3DCGを楽しみにしてい…

毒戦 BELIEVE

オリジナルは『ドラッグ・ウォー毒戦』2012年ジョニー・トー監督。大胆な韓国リメイク版で、本家元ネタをしのぐ作品と言われています。 韓国映画なのでかなりのバイオレンスがあります。強烈な曲者キャラクターも多く退屈させません。なかでも聾唖の兄弟がと…

ひとよ

なんでもない一夜(ひとや)がそのひとにとって特別な時間(夜)になる。 田中裕子は貫禄ありました。シリアスととぼけたところが混載していてかなり難しい役どころでした。お母さんってカッコイイと思えましたね。つくづく親のおかげでいまの自分があるというこ…

閉鎖病棟=それぞれの朝=

主人公3人のそれぞれの生い立ちから始まります。みな過去に何らかのモノを背負ってきたひとたち。精神病患者として専門病棟に収監されています。心を通い合わせて前向きに生きていく内容の映画です。舞台となった精神病院に私は実際に入ったことも見に行っ…

クロール=凶暴領域=

凄くシンプルで時間が経つのもあっという間の作品です。人間VSワニの攻防であって、こういった作品は劇場公開よりレンタルビデオ店オンリーが常の世の中ですが、珍しく各地で上映しています。 巨大ハリケーンの接近により連絡のとれない娘が、別居中の父親を…

楽園

誰も救われない後味の悪い作品です。かなり重いです。 今、この瞬間にもどこかの田舎の限界集落で起こり得る話だと思うと胸糞悪くなりました。こういう役柄、最近の佐藤浩市は多いですね。葛藤がうまく滲み出ていました。結局、犯人は分からずであって、田舎…

存在のない子供たち

レバノンが舞台です。出演者はほとんどが難民です。主人公のゼイン君自身のいろんな過去のバックグラウンドであるとか、実際に体験したこととかを元にしてキャラクターを作り、それを組み合わせてひとつのドラマにしたというものです。難民の子供たちを実際…

Once Upon a Time In Hollywood

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」私の好きなクエンティン・タランティーノ監督作品。出演が神っていますね、レオ&ブラピって。特にブラッド・ピットはやっぱりいくつになってもカッコいいわ。ヴァイオレンスは未だに健在ですが、とにかくタ…

ワイルドスピード/スーパーコンボ

2001年公開の第1弾「ワイルド・スピード」から18年経ち今回で9作目。しかし、シリーズの顔とも言うべき、ドミニク役のヴィン・ディーゼルが出演しないのはやはり残念。 それでも元FBI特別捜査官ルーク・ホブスと元MI6エージェント、デッカード・ショウの絡み…

アルキメデスの大戦

ヤングマガジンで掲載されている、日本海軍の造船を初めとする当時の技術戦略をテーマとした実写版映画。 ●これからの戦争は航空機が主体になり、巨大戦艦は不要になるであろう⇒山本五十六海軍少将 ●巨大戦艦の建造案「大和」を新型戦艦造船を造る⇒平山忠道…

パピヨン

映画『パピヨン』は、アンリ・シャリエールの自伝小説『パピヨン』をデンマーク人監督マイケル・ノアーが映画化した作品。彼の体験をもとにした実話だそうです。私の好きなストーリーのひとつの、脱獄映画です。 1931年のパリが舞台。胸に蝶のタトゥーを入れ…

アガサ・クリスティー ねじれた家

無一文から巨万の富を築き上げた大富豪が毒殺され、私立探偵の主人公が元恋人の孫娘から依頼され犯人を捜すが、そこでまた第二の殺人が屋敷で起こるストーリー。 登場人物が多すぎて、最初は誰がどんなひとか相関関係が分かりにくい。後半一気におもしろくな…