映画『パピヨン』は、アンリ・シャリエールの自伝小説『パピヨン』をデンマーク人監督マイケル・ノアーが映画化した作品。
彼の体験をもとにした実話だそうです。
私の好きなストーリーのひとつの、脱獄映画です。
1931年のパリが舞台。
胸に蝶のタトゥーを入れていることから “パピヨン”と呼ばれた男は、無実の罪で終身刑を言い渡され、フランス領・南米ギアナの悪魔島に送られます。
周囲を海に囲まれたこの島は脱出不可能な場所として知られ、囚人達は人権を奪われ、過酷な労働を科せられるところ。
絶望と死が支配する場所で自由と希望を求めてあがく主人公パピヨン。
彼と同じように志をもつ紙幣偽造の天才ドガと出会い、やがて二人は奇妙な友情で結ばれてゆき、脱走を試みていきますがそう簡単にはいきません。
壮絶なストーリーで２時間以上の長編映画ですが、時間を忘れさせてくれます。
実はこの映画、1973年に今は亡きスティーブ・マックイーンとダフティ・ホフマンが主演を演じており、それのリメイク版。
こちらも本作を観てから気になってレンタルしてみましたが、46年も前の作品です。
なんとも炭酸の抜けたCOLAを飲み続けたような感じでした。
