オレを憎め!オマエなんか大嫌いだ

オレを憎め!オマエなんか大嫌いだ!

二口林道【秋保二口⇒県境ゲート】

f:id:mitchel-uehara:20210514071631p:plain
一度は走破してみたかった林道二口線。
何せ走行可能期間が短いし、天候が悪いときは閉鎖もあることを聞いていた。
もう1ヶ月も前からバイクで行こうと予定を立てていた。
仙台まで高速バスで行って、オフ車をレンタル予約まで済ませていた。
しかし台風27.28号が同時に大接近中である。
無念にも前日にキャンセルの電話が先方から入る始末。
しかし、しかし…
朝に起きると、何となく雨も降らないような曖昧な天気。
3時間予報でも県北は雨でも、仙台~山形は曇りという予報。
一か八か、マイバイクで行ってみよう。

f:id:mitchel-uehara:20210514071824p:plain

案の定、大崎市三本木のあたりで強い雨が降ってきた。
カッパを着て、もう少しだけ、もう少しだけと頑張っているうちに秋保温泉を過ぎた。

f:id:mitchel-uehara:20210514071929p:plain
f:id:mitchel-uehara:20210514071936p:plain

f:id:mitchel-uehara:20210514071942p:plain

横殴りの雨のせいか、リアキャリアには半分くらい雨が入っている(\(◎o◎)/!
防寒具やタオルは全滅です。
もうこうなったら、引き返せません。
でもゲートが封鎖していたらどうしよう…
ライダーはおろかクルマもみません。
当たり前です、台風のさなかですからね。
とりあえず秋保ビジターを通ったが、通行止めの看板はなかった。
ということは峠超えできるかも。

f:id:mitchel-uehara:20210514072014p:plain

宮城県側はダートです。
それも半端じゃありません。
しかも大雨です。
水たまりを避けて、しかもできるだけ凸凹がないところを選んで走ります。
幅員は3メートルくらいの車同士スレ違いできないところもあります。

f:id:mitchel-uehara:20210514072109p:plain

ランクルでもジムニーでも、軽トラでもクルマでは絶対に四輪では通りたくありません。
えくぼやひっかき傷など、当たり前につきます。

f:id:mitchel-uehara:20210514072137p:plain

私もいつパンクするか焦りました。
時速は20キロ以上は出せません。
やはりオフロードバイクまたはMTB、もしくは徒歩で行きましょう。
それも天気の良い日に。

f:id:mitchel-uehara:20210514072205p:plain

良かった…
ゲートは開放していました。
ここは白糸ゲートです。
途中に水飲み場や名勝「磐司」などいろいろと景色を味わいたかったのですが、なんせ雨が強いのとパンクが怖くて早くテッペンまで行きたかったのでスルーしてしまいました。

f:id:mitchel-uehara:20210514072233p:plain

県境までは険しいダートが続きます。
時に雨風が弱まり、紅葉を楽しむ余裕も出てきます。

f:id:mitchel-uehara:20210514072300p:plain
f:id:mitchel-uehara:20210514072308p:plain
f:id:mitchel-uehara:20210514072315p:plain
f:id:mitchel-uehara:20210514072326p:plain
f:id:mitchel-uehara:20210514072333p:plain
f:id:mitchel-uehara:20210514072341p:plain


だんだん寒くなり、昼なのに気温は10度です。
もう下着までビッショリなのがわかりますが、着替えもないので我慢です。
ようやく峠が見えてきました。山形県との県境です。

f:id:mitchel-uehara:20210514072403p:plain
f:id:mitchel-uehara:20210514072412p:plain
f:id:mitchel-uehara:20210514072421p:plain


県境ゲートに到着。

f:id:mitchel-uehara:20210514072437p:plain

f:id:mitchel-uehara:20210514072450p:plain
ここで初めて人間と出会う。
おそらく山道の管理者であろうか。
「おつかれさまでーす」と声をかけられる。
それもそうであろう、こんな荒天にスクーターで走ってくるDQNだからな。
「ただいまアンケートの集計をとっています・・・」と聞いてくる。
聞き返してみた。
「今日ここで話しかけたのは私で何人目?」
「2人目かな…たしか。平日は天気が良くてもこんなものだよ」
「ずうっと通ってみたくて、通行止かもしれないけれど頑張ってきました…」
「…」見事にスルーされた。
まずテッペンに来て思ったこと。
宮城県側は荒れたダート地を一切補修しようという気持ちも予算もないのであろう。
反対に山形県側はキレイに舗装されている。
ここから山形県側に降りてみる…。つづく