ビジランテとは「自警団」という意味。
地方都市を舞台に、まったく異なる人生を歩んでいる三兄弟が、父の死により30年ぶりに再会したことにより巻き起こる運命的な出来事を描いた衝撃作となっています。
三兄弟がそれぞれ守る物を持っており、それらを考えさせられる物語です。
冒頭のシーンから暴力というか折檻があるのでかなりダークです、というよりかなり多くのバイオレンスが含まれています。
それぞれ決断を迫られる場面が訪れますが、誰もがそれでハッピーになれるわけではなく、商業映画には向かない内容だと言えます。
現代の闇を映画という娯楽で映画化した監督に敬意を払う作品です。
日本だからこそ出来る地方都市ノワール映画だと思います。