完璧なふり、大丈夫なふり、酔っていないふり…三姉妹それぞれが事情を抱えながらも奮闘していく物語。

父の誕生会に久しぶりに再会した三姉妹は、それぞれが抱えている事情、そして過去のトラウマと向き合うことで感情を爆発させるコリアン映画です。
しかし、同時に明かされるのは、三姉妹の幼少期の父親による家庭内暴力の現実。
終盤に幼少期の様子が描かれるものの、父親が暴力を振るう場面などは描かれていない。
トラウマを抱える観客がフラッシュバックするのを配慮した制作側の意図でしょう。

通して観てきて、ノイズも多く騒がしい内容の映画ですが、本作は家庭内暴力のその後を描いた映画であるとともに、三姉妹がそれぞれ子供を抱えた母親であり、母親であろうとする女性の奮闘を描いた作品といえます。
ガムシャラに奮闘する三姉妹の姿を、今を生きる我々の共感を呼び、明日へ向かう元気を与えてくれるでしょう。