オレを憎め!オマエなんか大嫌いだ

オレを憎め!オマエなんか大嫌いだ!

「勉強しなさい」は無意味

突然ですがあなたは小さい頃、両親から「勉強しなさい!」って言われたことはありますか?

今から勉強しようと思っていたのに「勉強しなさい」と言われたことによって、ヤル気がごっそりなくなった経験をした方もいますね。

親から子への勉強しなさい!という呼びかけは、ほとんど無意味どころか逆効果にさえなることがわかっています。
『心理的リアクタンス』と呼ばれるもので他人から命令や指示を受けると、それを「自分の自由を脅かすもの」と認識してしまい選択権を奪う存在として、その指示を嫌悪するようになってしまいます。

自主的に勉強しようと思っていたのに、指示されることで自由を奪うものとして抵抗感が出てしまう。
だから、注意されるとヤル気が失われる。
親からの「勉強しなさい」という指示に限らず、あらゆる事象で他人からの要求や指示には『心理的リアクタンス』が働くと言われています。


私は、毎日寝る前にストレッチをしてください、スクワット10回/日してください、などと指示することありますが、患者さんがやってくれないのはこの抵抗感が影響してる可能性があります。
なので、自分や他人を動かそうと思ったら「主体的に選ばせる」ことが大事。

人に決められた目標だと、どうしてもヤル気が出づらい。

でも、複数提示された目標の中から「自分で選択をした」というアクションを経ると、それだけで、コミットメントが強くなると言われています。

例えば患者さんでもお子さんでもあるいは自分自身であっても、有益な行動を継続させるためには、自分自身に選択させる自由を与えることが大切だということです。