敢えて、古都ってどこ?という問いに答えません。
だが、市内のごく一部とその外側の新興住宅地では全く雰囲気が違うことは、身をもって分かります。
文学や芸術に浸りながら個人旅行するなら素敵な場所かもしれない。
だが、狭くて窮屈な古都は家族旅行やカップルにはやや不向き。
道路も狭くて一方通行も多いので、慣れないレンタカーでもトラブル必至でしょう。
『してはいけないこと』に対して『かまへんよ』
本音と建前ですよ、間違えないように。
コレを真に受けてしまうと大変。
「いや-ホンマにしはったん?、別にかまへんけど…」
そして陰では「あの人、あんなんしてはる人やし、気ぃつけや」と吹聴される始末。
今は見えなくなったが、生粋の古都人がご贔屓に何日も治療に来てくれたこと思いだした。
嫌いではなかったが、排他的で苦手だった。
でも、商売、ショーバイですから。
そこで学んだことは
褒められたら謝れ‼
●元気な子どもさんね~
静かにさせろ!
●お嬢ちゃん、ピアノ上手になったな~
うるさいから、早くやめろ!
●遠いところから来はったなぁ~
田舎者!
●キレイにそうじしてはるな~
掃除は毎日しろ!
●ノドかわいたな~
早く帰ろ!
●格好ええ時計してはるな~
話が長い!
●よう、勉強してはりますな~
余計なこと言うな!
●美味しそうに食べはるな~
グチャグチャ音たてるな!
●お茶いる?
帰ってくれ!
●後から誰か来はりますの?
ドア閉めろよ!
etc…
もともとは貴族文化だから、揉め事は避けようとする。
だから遠回しのモノを言う。
逆にお隣のオーサカはハッキリとモノを言う。
こ-んな置物(石)も多く置かれてました。
「いけず石」とも呼ばれている。
注意喚起のような張り紙など貼っていないです。
いろいろな意味があるみたいだけれど、どれが正しいのかは分からない。
そう言えば中学校の修学旅行において、土産屋で試食のお菓子(生八つ橋ではない)を突然出されて、フツーに口に入れて店を去ろうとしたら『食べておいて買わんのか?』と圧をかけられたことを思い出した。
当時の私は、一括りに『西は怖いところ』という偏った潜在意識が強かったので、断ることもできなく、欲しくもない木刀を仕方なく買ったことあったなぁ。
でも、嫌いじゃないんです。
但し、移住するとしたら最難関だと思います。