当日のスタート地点の神戸市役所前am6:30。
とにかく天気が心配であったが、無事に雨は収まったが風が時折強い。
ここに約23000人が列を作るとなると想像できないほど狭い。
ゼッケンにはアルファベットAからKまであり、そのグループごとに並ぶ。
私はCグループであったので前の方だが、JやKなんてスタートしてから15分くらいしないとスタート地点過ぎないのではないか。
気温は8時現在で17度だが如何せん風が強いので体感温度は低く感じる。
手荷物受付が８時まで、整列は８時15分までしないと最後方にとアナウンスが飛び交う。
それにしても９時にスタートなのに早過ぎやしないか？と思ったのは私だけか。
まぁ第１回ということで手探り状態であろう。
それにしてもスタートまでの約１時間を待たせるというのはかなり酷である。
黙祷はまだしも、セレモニーなど簡略化してもいいほどの長さである。
私は雨が降ると思って途中に捨てていこうと雨合羽を羽織っていたが正解であった。
スタートの号砲がなって自分がスタートの位置を通り過ぎたのが約５分後。
沿道はかなりの応援でいっぱいです。
途中に私にTシャツに気づいて「宮城からですか～」「がんばってください！」などいろいろと話しかけられました。
10㎞地点でグロスタイムで約60分でした。
ペースは本当にスローです。
抜きたくても無理に追い抜いたら転びそうです。
此所まで来てケガするもあほくさいので、流れには逆らわず走ります。
折り返し地点でもまだ集団はばらけません。
というのも道がかなり狭いです。
こんな人数で走るのだから、ワンウェイにするべきです。
無理に折り返しを作るのものだから、カーブも多く大変です。
24㎞あたりからようやく散ってきました。
神戸スイーツたる給食もあり食べました。
しかしﾓｻﾓｻしている基本はクッキーなのでむせること…。
４～５種類を食べたが、はっきり味は覚えてはいない。
ただ給水はしっかりとって今日は止まらず頑張ろうと進む。
30㎞地点から足が重くなる。
これは明らかに走り込み不足だから仕方ないと思っていた。
タイムは3時間ちょうど。
あと12㎞…これからが本当のマラソンです。
この辺りから歩く人も増えてきます。
倒れて救護のお世話になる人も増えてきます。
今の時刻はだいたい12時くらい。
天気予報では昼前後から強風に注意といっていたのを思い出した。
運良く追い風であったので走る。
ただその風がウンと強くなり、容赦なく体を冷やしてきた。
これはかなりきつかった。それでも汗はかき、喉は渇くから給水所でたくさん飲む。そして携帯してきたボトルにもスポーツドリンクを補充してもらう。
腹が水分でパンパンになっているのがわかる。
それから風向きが変わって真横から拭いてきた。
そのとき35㎞地点であろうか。
わかってはいたのだが、この辺りから急勾配の坂がある。
バイバスをのぼって走っていくのだ。
あきらめないと思っていたが、この時点で足が止まってしまった。
悪寒が増してトイレをしたくなってきた。
トイレ待ちで5分はロスする。
もうこれで4時間30分は今回も切れないと分かった。
それでも強風は止まないで半袖のシャツに突き刺さる。
そのために一気に冷える。
バイパスを登りきるとそこは絶景であるも、膝の痛みと寒気と先程行ったばかりなのにトイレがまたしたくなるのとで、どうでもよくなってきた。
とにかく早くゴールしたい、その一心である。
登りのあとは下りがあるのだが、それがまた辛い。
これが約5キロ続いた。
情けなくこれだけの距離を給水の度に止まったり、歩いたりもしたので、1時間弱かかってしまう。
40㎞地点で4時間25分であった。
情けない(>_<)ゞ本当にこれにつきる。
ただ沿道はどこも凄くてかなりの励みになった。
ラストの2.195kmの長いこと。
もう気持ちは全然入っていなかった。
ただ早くゴールして暖かい風呂に入りたい気持ちでいっぱいである。
ようやくゴールしたが、またその先がかなり長い。
いったいどこまで歩かせるんだ(｀ヘ´)
行く途中でメダル、その次はフィニッシャータオル、そしてバナナ・ミネラルウォーター・スポーツドリンクとそして最後に手荷物。
しかしゴールの市民広場駅はかなり大混雑のひと。
このあとどうやって帰るんだ？と考えさせられる行列。
感動も何もあったものでない。
とにかく汗をぬぐい、着替えを済ませ、時間が遅くなると更に行列は増すと思われるため急ぎ足になる。
本当に興ざめしてしまう。
それにしても神戸の沿道の声援はかなり凄かったです。
私のゴール後のランナーは信じられないことに、給水などエイドが充足せずに飲まず喰わずで走ったとか。
給食は確かに遅いと無いかもしれません。
また記録を狙う人はほとんど立ち寄らず食べないと思います。
自分は寄った度に4～5個持って、食べながら走っていました。
ガス欠防止のためですし、やはり空腹になります。
でも給水は無いと命に関わるでしょう。
いろんなレポートを見ると、ペットボトルごとの提供。
それならまだいい方ですが、コップの再利用（気持ち悪いな(;゜)ウッ!）や両手でひしゃくしてもらったり（哀れだよな）とか。
そしてコンビニで購入する長蛇の列を成していたという報告も。
そんな話しは聞いたこと無いですねσ(｀´メ∂
完全な運営ミスです。
個人的にはそんな境遇はなく、やや満足した大会でしたが、これもまた興ざめしますね。
まぁこういった都市型マラソンは「楽しむ」ことが前提ですから、制限時間も緩くしてあります。
ですからそれに見合った対価はしっかりしないといけないと思います。
参加料1万円に今回は見合っていないような気がします。
第1回だから仕方ないのかな？という寛容な見方もありますが。
