最近ではないかもしれませんが、健康意識が高まっています。
食事を気をつけてる人は、自分もそうですが増えています。
因みに、カロリーではなく炭水化物の数値を注意です。
それにも関わらず、マクドナルドはいまだに大人気です。
どう考えても、マクドナルドは健康的な食事ではありませんが、この健康ブームの世の中に相反して需要はあり続けています。
健康を気にしない人だけが食べてるわけではなく、普段は健康を意識してる人でも「疲れている」時に利用する人がかなり多いと言われています。
普段はキチンとした食事をしよう!と思っていても、遅くまで仕事で疲れていたりストレスがかかった時、不意にジャンクなものに手が出てしまう。
実際、実験でも証明されていています。
数字を暗記したあとに、フルーツサラダとチョコドーナツの2種類の間食を選んでもらう、という実験があります。
2ケタの数字を暗記していたグループは、そのほとんどが健康的なフルーツサラダを選んだのに対して、7ケタの数字を暗記させられたグループは、チョコドーナツを選ぶ人が圧倒的に増えてしまったのです。
より多くの数字を暗記したというストレス、疲労の影響で自制心が失われた結果なんです。
自分も同じような経験をしました。
普段は食事を我慢できていても、遅くまで仕事があって疲れてる日とかは、お菓子やケーキが無性に食べたくなります。
私たちは「自制心が働いてない」本能的な選択をする時と「自制心が働いて」理性的な選択をする時があることです。
実はこの性質のせいでなのいか、マクドナルドは一度大きな失敗をしています。
どんなメニューがあったら嬉しいか?
というアンケートを顧客に取った時に「健康的なサラダを食べたい」
という回答が大量にあったので、その意見を取り入れてサラダマックを導入したんですが、実際はほとんど頼まれることがなく大失敗をしました。
アンケートでは理性的な状態で回答したけれど、実際にマクドナルドに訪れるときには本能的にほしいものを注文しているのかもしれません。
顧客がアンケートで答えたからといって、それが必ずしも正しいわけではないこと。
人間は論理的に説明できない行動を取ることがあるから、実際にテストしてみないとわからないことは多いです。
商売は難しいですね。