宮城県は2/15で鳥猟は終わったが、獣猟(四つ足動物)は3/31まで。
今日が今シーズン最後の狩猟です、個人的には。
場所は女川町の山林。
集合時間は6時。
夜は明けているが、自宅から約1時間はかかる。
巻き狩りですが、犬はいない。
勢子(せこ)と立間(たつま)の2役によってなされるチームプレーです。
射手が先に山に入り、それぞれのポジション(タツ)に到着するのを待って勢子が山に入る仕組み。
渓流や滑落しそうな場所をすり抜け、約1㎞くらい歩いて指定された場所で待機。
基本は無線で指示が入るので、寒くて眠いですが忍びます。
ここでは絶対の安全は存在しないと考えています。
クマやイノシシなど基本的に相手は人間より強いと思っています。
猟銃を持っていても致命傷を与えられるか分かりませんから。
気配を消し、山と同化するように心掛けます。
待機してから1時間弱で合図の無線が入ります。
耳を澄ますとドド!ドー!と3~4頭ほど、向かいの崖からシカが転げ落ちるように降りてきました。
向こうは気づいているんでしょうが、四方に分かれた1頭がこちらに向かってくる。
有効射程距離が狭まった頃に引き金に指いれ発砲。
当たったけれど半矢状態で松林に逃げて行ってしまった(のちに他の射手が当てた)
もう10分後、また別の群れがやってきた。
真っ正面に来るかと思いきや、急に鋭角に私から離れるように去って行くので、ラビット射撃の要領で発砲。
倒れた!
まだいる、との無線がありますが、30分くらい待機しても見つからず、解除の指令が下されます。
10人グループで4頭は上出来の数字。
達人が獣をうまく捌きます。
皮を剥ぎ取り、要らない内臓を取り出し、きれいに食べられるところを取っていきます。
1頭でも大変なのに、それが4頭とかなり時間がかかりました。
朝早く起きて、そして寒い中に忍びで待っていた甲斐がありました。
チームで捕らえたのでみんなで分担します。
私もたくさんいただきましたが、如何せん保存しておく場所が自宅だけでは足りません。
せっかくなので消費をしないといけないので、自宅台所にて試行錯誤しながら我流で捌いて、食卓に並べました。
生は自己責任で。
そして、極力は冷凍させてから、加熱することがベストです。
しばらくは肉三昧で困らないかな。
肉はどれだけ食べても炭水化物はゼロだから。
だけど味付けには気をつけて。
また来期楽しみたいと思います。