オレを憎め!オマエなんか大嫌いだ

オレを憎め!オマエなんか大嫌いだ!

獣猟Season2023-'24

宮城県は2/15で鳥猟は終わったが、獣猟(四つ足動物)は3/31まで。

今日が今シーズン最後の狩猟です、個人的には。

場所は女川町の山林。

集合時間は6時。

夜は明けているが、自宅から約1時間はかかる。

巻き狩りですが、犬はいない。

勢子(せこ)と立間(たつま)の2役によってなされるチームプレーです。

射手が先に山に入り、それぞれのポジション(タツ)に到着するのを待って勢子が山に入る仕組み。

渓流や滑落しそうな場所をすり抜け、約1㎞くらい歩いて指定された場所で待機。

基本は無線で指示が入るので、寒くて眠いですが忍びます。

ここでは絶対の安全は存在しないと考えています。

クマやイノシシなど基本的に相手は人間より強いと思っています。

猟銃を持っていても致命傷を与えられるか分かりませんから。

気配を消し、山と同化するように心掛けます。

待機してから1時間弱で合図の無線が入ります。

耳を澄ますとドド!ドー!と3~4頭ほど、向かいの崖からシカが転げ落ちるように降りてきました。

向こうは気づいているんでしょうが、四方に分かれた1頭がこちらに向かってくる。

有効射程距離が狭まった頃に引き金に指いれ発砲。

当たったけれど半矢状態で松林に逃げて行ってしまった(のちに他の射手が当てた)

もう10分後、また別の群れがやってきた。

真っ正面に来るかと思いきや、急に鋭角に私から離れるように去って行くので、ラビット射撃の要領で発砲。

倒れた!

まだいる、との無線がありますが、30分くらい待機しても見つからず、解除の指令が下されます。

10人グループで4頭は上出来の数字。

達人が獣をうまく捌きます。

皮を剥ぎ取り、要らない内臓を取り出し、きれいに食べられるところを取っていきます。

1頭でも大変なのに、それが4頭とかなり時間がかかりました。

朝早く起きて、そして寒い中に忍びで待っていた甲斐がありました。

チームで捕らえたのでみんなで分担します。

私もたくさんいただきましたが、如何せん保存しておく場所が自宅だけでは足りません。

せっかくなので消費をしないといけないので、自宅台所にて試行錯誤しながら我流で捌いて、食卓に並べました。

生は自己責任で。

そして、極力は冷凍させてから、加熱することがベストです。

しばらくは肉三昧で困らないかな。

肉はどれだけ食べても炭水化物はゼロだから。

だけど味付けには気をつけて。

また来期楽しみたいと思います。