SFと言うよりはミステリーかな。
静かに始まって静かに終わった感じ。
派手なSFが好きな人はちょっと期待はずれ、と思う部分もあるかもしれませんが、
謎を読み解くドラマ・ミステリーとしてみると、吸い込まれるように観られるのではないかと推測できます。
但し、この映画は『非ゼロ和(non zero sum)』の概念をご存知ない方は是非、理解してから鑑賞した方が良いです。
※劇中で登場するキーワードですが、詳しい説明はございません。
観たあとでもモヤッとするシーンが多く、直接的な政治的メッセージと普遍的な愛を軸にした作品です。
「同じ立場に立った時、彼女の決断は理解できるが、同じ決断をしない」というもの。
これは男女でも意見が別れるところかも知れません。
夜中にコッソリと静かに観賞するべきだと思います。