オレを憎め!オマエなんか大嫌いだ

オレを憎め!オマエなんか大嫌いだ!

飛騨高山ウルトラマラソン

【飛騨高山ウルトラマラソン】
日本屈指の山岳マラソンとも言われています。

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今回はフルマラソンではありませんので、殺伐とした尖った雰囲気はありません。

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県外でマラソン仲間ができたので記念撮影です。

5:15STARTですが予報通りの快晴です。
今日はかなり日焼けしそうです。

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エイドは充実しているので問題ないと思いましたが、どこでノックアウトするか心配だったので、バックパックに非常食・ペットボトル・小銭とEDY電子マネーカードなど詰め込んで走ります。重いですけれど自分に自信がないので仕方ありません。

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寒いと思って着込んで走りましたが1キロも経たぬうちに汗がジトジト…。

早くもバックにしまい込んで走り直します。
モコモコしてバックは余計に邪魔になりました。

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高山駅へ向かいます。

長丁場なので精神的に飽きてくるので、ラジオを聞きながら走りたかったのですが76.5MHzに合わせても入ってこない…。
なぜ?と思いながら走って行きます。画像の説明そうです、この地域のFM受信は6時にならないとオンエアーしないのです。
そのあたりは私の住んでる登米の田舎町より厳しいものがあります。

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4〜5キロ走ると「古い町並」を通ります。

江戸時代以来の城下町や商家町の姿が保全されています。
ここに全国各地より非常に多くの観光客が訪れます。

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町並を抜けると、キツいかな…登り坂があります。

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今回は登り坂はすべて歩こうと思っています。
頑張って走ったところで、ペースが持たなかったら意味もない。

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もう抜かれまくりで、後ろを振り返ると数十人しかいません。
でも焦らない焦らない…の精神で距離を縮めていきます。

昨晩の飛騨牛と高山ラーメン、生ビール3杯がまた消化せずに残っています。
加えて朝に私の定番「スニッカーズ」2本も食べたのでエイドでもまだ空腹感はなく、蕎麦だけいただきました。

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3人の仲間たちともはぐれてしまいました。
きっとかなり先に行ってしまったのでしょう。
第1関門道の駅ひだ朝日村 7:35着 5分後に出発。

これからコース最高地点1345メートルまで約15キロの距離を登っていきます。

気温はさほど上がらず20℃くらいです。
山道なので日陰があります。
情けないけれど走れるような傾斜でありません。
早歩きでもキロあたり10〜11分かかります。
途中に5キロ毎に給水エイドがありますが、歩みは止めずただ補給して歩くのみです。
私はカメ。ウサギではないので休んでも追いつけません。

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第2関門 飛騨高山スキー場に10:40着。
何かあったのは覚えていますが、どれを食べたのかはわからず5分も経たずに出発します。

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おいで/おいでをしていたので記念に写真をお願いしました。
そこで何か指を差していたので向かってみると。

私設エイドというかボランティアで生ビールを提供していました。
ずっと炭酸が飲みたかったので一気に飲み干し、申し訳ないけれどオカワリもいただきました。
量にして350mlくらいかもしれません。
これで復活?です。

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GARMIN時計も7時間過ぎには充電も切れ、ペースが全然わかりません。
それでもここからほとんど下り坂です。
今まで歩いてきた分を取り戻さないといけません。
それにしてもつづら折りのヘアピンカーブだらけでスピードを出しても減速しなければいけなかったりと、かなり膝に負担がきます。

シャッターを押す力もなくなってしまいました。
下り坂が終わると、当然に平坦な道が続くわけですが、登り坂のようにみえて足が走ることを拒みます。

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ひとは本当にばらけてきて、前後400〜500メートル見えないときも目立ちます。
第3関門 丹生川支所に12:55着。
ここでこの日初めてのトイレ、そして自販機でコカコーラゼロを買ってまさかの500ml一気飲み。
15分くらい休憩してしまいました。
トイレは仕方ないにしろ、歩みを止めると本当に足が前に出なくなります。
一応、制限時間の1時間前にはすべて通過しているので、この先すべて歩いてもギリでゴールできるかもしれません。

山道からだんだんとクルマ通りが増えてきます。
がんばって〜という声援が聞こえますが、これでも精一杯頑張ってんだよ…勘弁してよ。
5キロごとの表示でもうひとつの時計で確認しますが、40分くらいかかっています。
500メートル走っては500メートル歩くといったくり返しです。
もう全ては生ビールをいただいたところでカラダはFINISHを迎えていたんだと思います。

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なんとかゴール。
完走メダルは木製です。
今の時点では二回目の高山上陸は考えられません。
かなりキツいレースでした。
折れない心はボロボロに砕け散りました。