本州最東端の碑が岩手県宮古市にある。
端っこが好きな変わり者の自分はいつか行こうと思っていた。
姉吉キャンプ場が目印とあったが、東日本大震災の津波により跡形はなく、入口もわかりにくい。
しかも「熊目撃情報」だって。
けっこう緊張感がでてきた。
津波前には整備されていたと思うが、今は獣道というか、4キロ弱なのに1時間は歩いた。
ちなみに目的地にも駐車場周辺にも自販機すらないので、用意しておかないと大変です。
灯台に到着しました。
白亜の灯台と太平洋の大海原が広がっています。
開放感は抜群。
あずま屋やトイレ(冬期閉鎖)があります。
本州最東端で用足しもいいかもしれない。
あずま屋にノートが置いてあり、ノートを開くと、「来て良かった」「感動した」という声や、「日本一周旅行の途中に寄った」など全国の旅の強者というか変わり者が足跡を残しています。
私も一筆記念に書いておいた。
本州最東端の碑の前で。
碑には灯台守とその家族の生活を描いた「喜びも悲しみも幾年月」の記述があります。
作者である灯台守の夫人もこの岬に暮らしていたそうです。
今は無人化されて誰もいませんが、その昔は歩いてしか来れないこのさいはての地「灯台」で働き、暮らす家族がいたのですね。
食糧の調達や子供の学校はどうしていたのであろうか。
帰りは同じ道を通って帰ります。
休日なのに、ここではとうとう誰とも会いませんでした。
さて、極東の最果て、次は北か南か西か…