突然の訃報でした。
母方の、私からみて祖母が亡くなった。
宮城県に移住してからは本当に顔を会わす機会もなく
冠婚葬祭も体調不良から出席することも目立った祖母。
97才でおそらく老衰であろうが、この世からいなくなるのはやはり寂しいもの。
私は核家族であったから一緒に暮らしたことはないが、小学生の頃はよく実家の代々木上原から電車を何度も乗り継いで、群馬まで訪れた記憶が蘇る。
いまは近くに大学もでき鉄道も設けられ学園都市になった。
そして東京へのベッドタウン化した地域だが、その当時は道路も砂利道で駅舎もボロで、よく自転車のうしろに乗せられて田んぼ経由して、所々に連れて行ってもらった。
もうなくなってしまったが、旧家の屋根裏を自室としていた祖母といっしょに寝るのが楽しみだった。
いまは世代も変わり新築された家では、足腰も弱くなった祖母は階段すら昇れず、トイレや玄関に近い隠居部屋に移され過ごしていた。
ここ宮城からは新幹線でも不便で、クルマでは片道400キロ以上あるので迷ったが、やはり最期はきちんと見届けたかったので通夜には出席してきました。
孫は十数人といるのだろうが、祭壇脇に飾られた写真には私やその下の世代のひ孫らと撮った七五三の写真もあった。
近くのセレモニーホールで行われたのだが、遺影写真もデジタル化されており、きれいに修正されていた。
決して呆けたところなく、会えば顔も名前も思い出して覚えていた祖母。
最後に会話したのはいつだろうと思い出すが自分もわからない。
いつまでも遠くから見守ってほしいと思います。
