オレを憎め!オマエなんか大嫌いだ

オレを憎め!オマエなんか大嫌いだ!

ケッセキ

3月某日。

朝から左脇腹が痛い。

筋肉痛のような、でもそんな運動はしていない。

そういえば、2~3日前に尿が赤かった。

ストレスかな?そんな感じで何も心配はしていなかった。

WBCに最大公約数の日本国民が夢中の時でもありました。

昼過ぎ、あまり空腹ではない。

珍しいけれど、何かお腹に入れておかないと夜までモタナイからピーナッツチョコレートを10粒ほど食べる。

早めの夕食を済ませ、風呂にも入った。

なんか疲れやすい。

早く寝ようかなぁ。

少し横になったら、腸がギューッと絞られたように痛む。

「アレ?‼」反対にしたらもっと痛くなってきた。

ここで激痛に変わった。

どんな態勢になっても痛い。

立とう思っても脚に力が入らない。

脂汗が出てくる(..;)いま風呂から出たばっかりなのに。

やっと立つことができた。

座っているより若干ラクだ。

でも、不定期に訪れる痛みが鋭く、下腹部を刺す痛みに変わる。

「あーーー痛い」思わず叫び声が出る。

叫んだって痛みが和らぐわけではないのにね。

でも、コレは尋常では無い。

広報は看護師ですが、事の経緯を観察してからに「救急」で診てもらわないと…。

時間は午後10:30をまわった。

幸いにも直ぐに待機Dr.が診察してくれました。

ただ、私はイスにも座れず、ベッドに海老状になって問診触診視診を受けている。

エコー検査、それからCT検査までオーダーが入った。

歩けないので、ストレッチャーで運ばれる。

カラダを真っ直ぐに…と言われるも痛くて伸ばせない。

なんとか痛みが引くのを待って、筒状の機械へ体が入っていった。

点滴のほか、坐薬を入れられる。

上からも、下からも気持ち悪くなり、トイレで嘔吐する。

もう、何が何だか分からなくなってきた。

痛みが断続的になり落ち着き、ようやくいま自分を取り戻したようだ。

時計は0時を過ぎ日付が変わった。

点滴が終えるまでは帰着できなく、でも左下腹部の痛みは激しくなったり治まったりのくり返し。

ベッドで寝たまま、看護師に背中をさすられながら、医師から診断と説明を受ける。

腎臓で作られた尿が通る道は、文字通り「尿路」と言う。

尿路には、腎臓、尿管、膀胱、尿道が含まれ、そのどこかにまたは複数箇所に石が溜まっているよう。

そう、尿路結石症です。

数日前の血尿らしきは前兆だったのかも?

石の成分はミネラルやシュウ酸カルシウムなど有機物だそう。

詳しくは泌尿器科を標榜する病院へ行かないと分からないため、紹介状と1日分の痛み止めをいただく。

やっとのおもいで家に帰っても、サッパリ眠れない。

次の日も仕事でした。

マスクで表情は分かりにくかったですが、その日私の仮面の下はすごく苦悶でした。

熱こそ出ませんでしたが、泌尿器科へ行ってからも痛みは引かず、かなり大変でした。

大量の水(2㍑/日)の摂取とジャンプしたりして動いてください、ですと。

もちろん薬も飲んで。

そうそう、会計でも驚いた。

救急病院で約15,000円、紹介先の泌尿器科で約3,500円、薬局で約1,500円。

併せて二枚の諭吉が吹っ飛んだ(;。;)

話は戻って…なんか、これって再発しやすいみたいです。

コロンッ!と石が排尿時に落ちてくるから…と言われましたが4~5日毎回コップに尿を注いで確認しましたが見えなかった。

そんな感じで1週間もしたら、違和感はあれど痛みは消えていきました。

薬が切れた頃、再受診しますがキレイになくなっていることを祈っています。

あーコレは患った人しか分からないと思う。

二度とゴメンだ。

そう言えばこの月の半分以上は、痛みで床に伏せていたと振り返る。

家族にはこの場を借りて「感謝」していますと報告して終わります。