仙台⇒福岡⇒五島福江と乗継でのフルマラソン遠征。
五島つばきマラソン
その冠名の通り上質なツバキが有名なところです。
隠れキリシタン関連の世界遺産登録決定記念と銘打っています。
長崎県内唯一のフルマラソンが離島である五島で行われます。
地元の方にいわせれば、晩夏に行われる「夕焼けマラソン」や初夏に行われる「トライアスロン」の方が有名のようです。
おそらく２月の閑散期に観光客を呼べるイベントの位置づけでしょう。
フル・ハーフ・リレー合わせて500名もいません。
こんな緩い大会の雰囲気が私は好きです。
トイレに並ぶことも、スタートの位置取りもストレスがありません。
制限時間は７時間ですが侮ってはいけません。
離島ですから地味なアップダウンがコース永遠に続きます。
平らな箇所がほぼ無いと言った方が分かりやすいでしょう。
前日にクルマで下見しましたが、えげつなくタフな道中です。
宮古島一周ワイドーマラソンを思い出します。
コースは市街地中心部ではなく福江島北部の道の駅「遣唐使ふるさと館」を中心に東西に周回。
あくまで目標は完走ですから突っ込まないで走ります。
かなりアバウトですが前半３時間、後半４時間で戻って来られればいいや･･･って感じ。
あまりの坂の多さにきっと歩いてしまうだろう、経験した人にしか分からないコース設定です。
コース途中に広報兼マネジャーの差し入れもあってか、予想を反してハーフまで歩かずに２時間弱で通過です。
九州は暖かいという東北から来た私の勝手な概念がありますが、それでも暦は２月です。
今日は運良く晴れていますが、島の海沿いを走りますから北風は強く冷たいです。
グローブ、耳を保護する帽子、ネックウォーマーなど防寒は必要だと思います。
私が半分過ぎた辺りから前方にひとの塊が多くいます。
それらがハーフの最後尾集団です。
ちなみにハーフは制限時間が５時間ですからスタートからゴールまで歩いても間に合います。
そんな集団を（ほぼ早歩きのペースで）抜き去っていくと、前のランナーとの距離は500㍍以上あることも珍しくありません。
前に人が見えないとこのコースでいいんだよな？不安になりますね。
海岸沿いや田園地帯を走りますが、集落のお婆さん子供らが応援してくれます。
エイドではナンバーと名前を読み上げてくれて「●●さん、がんばって～」と声援もあります。
そのエイドも水やスポドリはもちろんのこと、暖かい汁粉やココア、ガツンと冷えたコーラなども提供されています。
後半のランナーの心を汲んでいらっしゃると思います。
そして食べ物も名産品であるルビートマトやかんころ餅も並んでありました。
これも小さなローカル大会ならではですね、ちなみにワタクシ遠方賞を頂戴しました。
ゴール50㍍くらい前からレッドカーペットとテープが張ってあります。
そしてMCがひとりひとりゼッケンを読み上げてコールしてくれます（粋ですね）
写真には収めなかったのですが、足湯のほか奥の会場で五島産の近大マグロや豚肉、カレーライス、から揚げ、うどん、サラダなど接待ブースがあり舌鼓をうつことできます。
フルマラソン走った後なので正直たくさん食べることはできなかったですが、エントリーフィー以上のものをいただきコスパ最高です。
チョット気軽にいけるところではありませんが思い出に残るフルマラソンレースのひとつになりました。
携わったくれたかた皆に感謝です(^^)
これで45都道府県フルマラソン制覇です。
