息子の耳のあたりの石段が国境となります。
帽子を被った兵士は北の軍人です。
向こうでも写真を撮っている姿が見えますが、おそらく北からの板門店ツアーだと思います。
普通はかち合わないのですが。
いくつもの検問のようなチェックを経て、ようやく辿り着きました。
ココまでの間、いくつかの注意を受けます。
あくまで軍からのゲストの扱いなので、決して北に対して挑発はしないでください、とキツく言われます。
撮影場所は厳しく、ココからOKでもココからはダメなど注意されます。
はじめに朝鮮戦争に至るビデオや休戦協定が作られた経緯など説明が英語または日本語で30分ほどあります。
不謹慎ですが、寝てしまいほとんど覚えていません。
それらを見終わるとゲストの証としてバッチを胸につけるように言われます。
滞在時間は約10~15分。
どこを撮っても構いませんが、石段を越えてはいけません(つまり、国境だけは越えないで)とキツく言われます。
過去にやはりいたらしく、一触即発というかドンパチ寸前まであったそうです。
この机で協定の調印が行われたんですね。
ちなみにこの建物の中は国境という意識はないそうで、自由に廻ってもいいそうです。
話しかけなければ、兵士とも撮影可能です。
この兵士たち、本当に微動もしません。
ヘルメットや腕章は「憲兵」と書いてあるそうです。
なんでもココに勤めることができるのは、大卒で母国語はもちろん英語堪能で武道の心得のあるエリートです。
サングラスをかけている理由は表情を北に見せないため。
逆に北の軍人はかけていません、それどころか微笑みまで浮かべているのが見えました。
但し、ピースサインや手を振るなどの行為は絶対にしてはいけませんと強く言われています。
終わってしまえば、こんなものか・・・と。
ツアーなので集合写真を撮ります。
あとで欲しい人は買ってくださいと。
ちなみに20000wでしたので、冊子にもなってチョット無理な日本語訳もあっておもしろいので、記念に購入しました。
オッサンばかりですね。
ちなみに12歳からですので、子供は入れません。
いつか北朝鮮側からこの板門店を訪れたいと思います。