いまの私、金はないけれど時間はある。
『田舎暮らしに殺されない法』
還暦間近のオッサン、特にサラリーマンは定年が近づくと何故か「田舎暮らし」への憧れが生じるものらしい。
私は紆余曲折あるも20代半ばで独立移住し、マイホームという不動産も得た。
これが成功なのかどうかは正直今でも分からないが、ブレーキも方向転換もできなくなった。
東京･代々木で生まれ育ったと言っても、もうコチラでの生活時間が長く中途半端な訛りもあり誰も信じないだろう。
舗装が当たり前の都市部の道路から、ぬかるみと凹凸と崩落が日常茶飯事の田舎道へ私は出てきた。
道は道なのだから大差ないだろうと甘く考えて、低い車高のノーマルタイヤにふわふわのショックアブソーバで、高速道路における速度を保ったまま鼻歌気分で突っ込んできました。
注意もあまり払わずに、前方の急カーブを曲がったところで突然に道が途切れ、その先に深い谷底に通じる切り立った崖が待ち構えているかもしれないというのに…。
改めてこの本を読んで「ハッ!?」と気付かされることがあります。
古い本ですがカントリーライフに憧れる人は必読です。
