オレを憎め!オマエなんか大嫌いだ

オレを憎め!オマエなんか大嫌いだ!

太田山神社

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日本一参拝が危険な神社が「太田山神社」と言われています。

鳥居の前には5台くらい駐車スペースがありますが、平日だったせいか先約はなし。
その代わり、サイクリング途中に立ち寄ったのでしょうかロードバイクが数台停まっていました。

スキー場の上級車コースよりも傾斜角度がありますが、およそ50度くらいあるでしょう。
階段の幅は15~20センチ。
当然ですが、踵がはみ出ますので転落注意です。
備え付けのロープに掴まって登らなければなりませんので軍手は必携です。
後ろは振り向いていけません。

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もちろん休憩しながら進んでください。
階段数を数えましたが142ありました。

足元はもちろんですが、クマ目撃注意もありました。
虫除けスプレーは満遍なく振ってください、それと暑いですが肌は露出しないことをおすすめします。

これからが本番です。
至る所に張り付くロープを使って、頂まで挑みます。
カラダが重いせいか、暑いせいか兎に角、動きにくいです。
焦らず進むことです。
因みに行きは60分、帰りは30分かかると思ってください。


みにくくて申し訳ないですが、ぶれまくりです。
冷や汗と脂汗が混合しており、とても写真を撮る余裕がありませんでした。
一歩踏み外すと滑落ですから・・・(゚Д゚)

途中に鳥居と祠があります。
いまさらですが、無事に登頂できるよう祈りました。
ここで終わりではなく、さらに上がありました。
ここは女人堂と呼ばれる女性用の拝殿で、その昔の本殿は女人禁制だったことがわかります。
少し心が折れかかったところですが、水分補給して先に進みます。

さらに進むとやっと本殿の鳥居が見えてきました。
すれ違うことサイクリングの兄ちゃんたち数人でしたが、あちこちに擦り傷と裂傷がありました>_<
チョット記念に登ってみるかの覚悟ですと泣きをみます。

鳥居をくぐると本当に大丈夫か?という橋があります。
風が強いと高さも低いし怖いんですが、渡らなければいけません。

先に進む息子は怖い物知らずです。
二人以上乗るともしかして・・・という恐怖もあったので渡り終えるまで待ちました。

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分かりにくいのですが、垂直のそびえ立つ崖があります。
そこにに数本のロープと数本の鎖状の大きな鉄の輪が垂れ下がっています。
「お父さん、コッチだよ」と声が聞こえます。
もう既に登り終えている息子が10㍍上で手招きしています。
いま私が立っているところは1㎡もないです。
もし足を滑らせて落下したら、瞬く間に勢い余ってこの柵をぶち壊し遥か下へ落ちるでしょう。
しばらく考えました。
ここまで来る手間と安全を天秤にかけましたが、折角来たんだから登ることにしました。

映画「北の桜守」で吉永小百合も登っていたし、乃木坂46の一部のメンバーもオンエアで登っているのをみた。
オレも大丈夫だろう?自分勝手な根拠のない自信でしたがなんとか頂上まで登りました。

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たったこれだけのために来た北海道でしたが、貴重な体験ができました。