オレを憎め!オマエなんか大嫌いだ

オレを憎め!オマエなんか大嫌いだ!

東尋坊愛のマラニック

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福井県にはフルマラソン大会がありませんので、ウルトラマラソン完走を持って制覇とします。

ちなみに今回は自信が全くありませんので、王道の往復103kmではなく52㎞の片道コースを走ることにしました。
この完走メダルを貰うにも結構ツラかったレースです。

52㎞はスタートが9時なんですが、103㎞の部の折り返し地点から出発となります。
そのためバスに乗ってスタート地点にまでいかないといけません。
必然的に彼ら鉄人のスタートを見送る、という計らいをしなければなりません。

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スタートの合図は”5.4.3.2.1愛しているよ〜”です。
えっ!?

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その昔、福井県勝山市にある平泉寺に、東尋坊という暴れん坊がいた。
怪力の持ち主でいつも暴れ周り、多くの民百姓を困らせていた。
また、同じ寺住で真柄覚念というお坊さんがおり、近くにすむ「あや姫」とい美しい娘をめぐり恋のライバルでもあり、いがみい、憎みあったそうです。
ある日、覚念は酒盛りをやろう!と東尋坊をこの断崖に誘い出し、酒をたらふく飲ませ、隙を見て突き落としたそうです。                 すると天はにわかに曇り、雷鳴がとどろき海は大荒れになった。

それは49日間も続いた。

時は今から八百年程前、寿永元年四月五日。
以来毎年4/5になると毎年嵐が来る時化は、東尋坊の怨霊と人々は恐れていました。
しかし、幾十年が過ぎたある日、その話を聞いた諸国行脚の坊さんが供養のうたを海に流したところ、怨念が解け、時化がおさまったそうです。
     
その後この地を「東尋坊」と呼ぶようになったそうです。

東尋坊が突き落とされたと思われる大池、今でも自殺の名所です。
昨日行ったのがそうだわ。
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それで「愛しているよ」なのか?

途中休憩しながらもスタート地点には7時過ぎに到着。
あと2時間も何をしたら良いの?
肌寒いし、時間もったいない💢
もうスタートさせたらいいじゃない?
しかし、激早ランナーがコチラのスタート前に折り返してきました。
マジ脱帽ですわ\(◎o◎)/!

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ようやくスタート5分前です。

本日は2時起きなので、もう走る前から疲れてきた。
というか眠かったです。
ここでも同じようにスタートで風船を離し、愛しているよ〜のコールでスタートです。

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発起人や大会委員長などの話のあと、風船離してスタートです。

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いきなり2〜3㎞続く、下りの坂道です。
ゆっくりとゆっくりとマイペースでと思いますが、なぜか抑えられず早足でストライドも大きくなっていきます。
ダメです。
こんなペースじゃ、絶対バテます。
そう感じながらでしたが、なかなかコントールできない自分です。

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やっと平坦な道になりましたが、早くも足が痛いというか重いです。まだ5㎞なのに…。

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随分と差が広がっていきます。
明らかにオーバーペースだったのが今にキテイマス。
あと47㎞もどうするの?という感じです。

この大会はエイドがスゴいんです。
木の葉ずし、サトイモのみそ田楽、トマトゼリーなど地元の食材を使った食べ物も用意して、走者をもてなしています。
全てに寄って食べるなんてできません。
腹ふくれて走れなくなります。
画像の説明

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その中でもニンニクラーメンは美味しかった。
臭いもあるんでしょうけど、私はオカワリしてしまいました。

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お汁粉?かと思いきや餅ではなく豆腐であったり・・・。
河川敷というか川の石を渡っていくコースもあります。

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落ちたら大変じゃないと思いきや、そのあとにはかなりの数のある階段とか、かなりキツいです。

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もう何となく半分は走ったのですが、脚力が本当に落ちたと実感せずにはいられませんでした。

退屈なくらいの田園風景に、前後のランナーは見えないし、標識見落としていないかヒヤヒヤものでした。

すでにフルの距離は超え、あと2〜3㎞でゴールという時に試練の坂です。

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手すりを使わずには登れませんでした。

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雄大な風景とか

落ちてゆく夕陽とか
なんかそんなもの
どうでも良くなってきて
早く 早く 早く
ゴールしたい!
その一心でした。

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完走はしましたが情けなく、
7時間超えてしまいました。
しばらく動けませんでしたが、飛行機では前方席を取ってくれたので、ストレスなく帰ることできました。
地元の名物おねーちゃんとツーショットです。

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