宮古島と隣の伊良部島を繋ぐ、無料で国内最長の橋が1/31に開通したので踏破したい。
船で行き来するしかなかった伊良部島と繋がったことで、周囲の５島（池間島-来間島-下地島-伊良部島そして宮古島）が陸路で繋がりました。
開通した伊良部大橋3,540メートルをどうしても渡りたくて、宮古島へやってきました。
実は東京マラソンの外れ候補として伊良部島マラソンをエントリーしていました（事実、東京マラソンに当選して天秤が傾いたのだけれど…）
というのも大橋を往復するコースなので魅力であり、開通元年の今年は是非とも足を踏み入れたいと考えていました。
ところが安全対策のための人員確保や路線バス会社との調整、橋を渡る予定で来島する観光客への周知などの問題を当日までに解消できないと判断したため、伊良部大橋をコースに含めずに従来へ戻したというわけ。
それでは近いうちにまた来なければというわけで、この機会に足を運びました。
ホテルとレンタカーまで手配したのですが、宮古島へ飛んでも明日の飛行機が欠航になる可能性が大との情報。
そう、台風です。
５月としては珍しい台風。
それもかなり強いときたものだ。
2013年の宮古島ワイドｰマラソンでも欠航延泊による苦い経験があります。
石垣から那覇へ行き、それから宮古島へ飛ぶ予定でした。
そして次の日、宮古－那覇－仙台という旅程。
石垣空港へ行くバスの中、うーーーんと悩みました。
結局出した答えが
「明日の便を今日に繰り上げよう」
まず那覇ｰ仙台の確保。
辛うじてプレミアムが残1席あったので振替。
悪天候によるモノなので変更手数料や払い戻し手数料はかかりません。
14:15までの５時間どうしよう？
ラウンジでBeerも飽きたしなぁ…。
やはり伊良部大橋だけは行ってみよう。
そう思い、行きのエアはそのままで、帰りの便を今日に振替。
宮古島の滞在時間は約２時間。
でも搭乗手続きもあるから１時間30分か。
ホテルとレンタカーにはキャンセルの連絡。
ともに台風によるモノなのでキャンセル料はなし。
次は伊良部島までの足だ。
客待ちしているTAXIドライバーに交渉する。
私：伊良部大橋⇔ここ宮古空港、何とか3000円でお願いできますか？
運：何言ってんだよ！（おい！いきなり拒否か？）あそこまで行って帰って30分はかかるんだぞ。１万円だな。
私：（何とか一日のレンタカー代でと思ったのだが…）何とかできないですか？
運：（面倒くさそうな客だな…）片道ならいいけどあそこで電話もらっても来てくれるタクシー会社はないよ！
ダメだ。こいつと交渉しても無駄だ。
うしろにもいくつかTAXIがあるので聞いてみよう。
この黒塗りの会社以外の運転手に。
私：申し訳ないけれど、伊良部大橋⇔ここ宮古空港、何とか3,000円でお願いできますか？
運：（４～５秒沈黙…）ウン。いいですよ乗ってください。
私：ありがとうございます。領収証はいらないから先払いしますと３枚を差し出す。（どう処理したかは知りませんが利害が一致したので良かった）
さっきの運転手との交渉や開通した大橋のことなど話しながら、やはり伊良部大橋までは15分くらいかかった。
私：窓開けて写真撮ってもいいですか？
運：いいから停車するから…
と待避所にクルマを停めて写真撮影にも応じてくれた。
私：向こうまで行ってもらうこともできますか？（言ってダメなら諦めようと低姿勢で）
運：ウン、そのつもりでいたから乗って。
車中から橋を走って眺める景色は最高でした。
でも台風到来の影響かシケで波は高く、透明度もあまりなかったように思えます。
ただこの橋は本当に車道のみで歩道と呼べるのかわかりませんが、路側帯は設けてありますが歩いたり、ランニングするにはかなり怖いです。
数人トライしている人はいましたが、安全上やめたほうがよろしいと思います。
ちなみに運転手に聞いてみましたが、見ての通り街灯もないから夜は真っ暗なので地元の人は夜間帯はあまり通行しない。
まして橋の端を自分の足で走って行く人は地元の人でもいませんねぇ、とのこと。
なんだかんだで、１時間くらい付き合ってもらい申し訳なく思いました。
私：金にならない客で申し訳なかったです。ありがとうございました。
運：また宮古に来たときは私のこと指名してください！お待ちしています！と名刺をいただきました。
私：絶対に電話しますから。そのときは半日周遊でチャーターお願いします(・_・)(._.)
運：（微笑 ´∀｀）
いやぁ久しぶりに良い時間を過ごさせていただきました。
宮古空港では案の定、機材到着の遅れで15分遅延しますとのことなので制限区域に入る前に食事を。
帰りの那覇便ではプレミアム御膳ではなくSABOなので、少しは腹に入れておかないといけませんが、この沖縄風ちゃんぽんは美味しかったです。
那覇空港では地上係員に促され最終ゲートのひとになってしまいました。
喉も渇いたのでスパークリングワイン３本も空けてしまいました。
メニューでもわからないものや飛行ルートなど素朴なギモンもあったので、通路側ということもありCAさんとも談笑できました。
ただアルコールが入ってしまうので、往復にマイカーは使えないですので電車とバスを使用しないといけません。
私の中ではプレミアムクラス利用時は電車＆バスで、普通席の場合はマイカーで空港ということにしています。
といっても仙台発プレミアムクラス設定の便は「那覇」「大阪」行きのみです。
せめて「福岡」にもボーイング767を飛ばしてくれたらいいのですが、737やIBEXといった小型機なので要望したいくらいです。
必然的に移動距離の長い前者しか費用対効果は私にはなくなってしまいます。
