ほんのちょっとした言葉で、売上を大きく伸ばした通販会社のお話しがあります。
北の達人コーポレーションという上場企業の社長が、まだ社員が1人もいないときに毛ガニの通販をしていました。
しかし、当時は資金も全くなかったので、知恵を絞って販売する以外の方法がありませんでした。
そこで、商品の個数を選ぶところにお一人様2個までという注釈をつけたら、購入者の半数が毛ガニを買うようになりましたとさ。
何個でも買える状態だとみんな1個しか買わないのに「お一人様2個まで」と限定したら、みんな2個買うようになる。
なぜだろう?
面白いですよね。
そういった工夫を積み重ねることで、北の達人コーポレーションはどんどん利益体質の会社になっていきました。
ここで大事なのは、何かを売るときに「お一人様2個まで」と書こう!ってことじゃなくて、たとえ小さな工夫であっても、成果に影響を及ぼすことが充分にあるってこと。
毎日、漫然と同じことを繰り返しても、得られる成果が突然変わることはありません。
しかし「お一人様2個まで」と注釈をつけることで販売個数が激増したように、ちょっとしたPOPを作ったり、説明の仕方をほんの少し変えるだけで売上が変わることってありえます。
それを毎日少しずつでもいいので、工夫を積み重ねていくことにより、半年後…1年後には大きな変化になることがある。
だからこそ、ほんの些細なことでも工夫をするって、すごく大事なことですね。
私も見習わなければいけない。