彼女がその名を知らない鳥たち

どうしようもないクズたちが絡み合う濃厚な人間模様を描く作品であり、思わず頭を抱えたくなるほど陰鬱ですが、その終幕には力強い感動があります。

『凶悪』や『日本で一番悪い奴ら』で実写化を成功させてきた白石和彌監督の作品は正直ハズレがないです。

最低な人間たちが絡み合った結果として導き出される結末では、恐るべき真実が明らかになりますがそこには悲しくそれでいて深い愛が詰まっています。
性描写の多いためかR15作品となっています。