2013年のボストンマラソンの当日を狙って起こされた無差別テロ事件を実話ベースとした映画。
危険を顧みず不眠不休で解決に尽力した捜査官や無名の市民たちを取り上げています。
思った以上に実話な語り口で、ドキュメンタリーな作品であり、事件の収拾・解決に尽力した警察メンバーを中心とした感動ストーリーとなっています。
「パトリオットデイ」と直訳すると愛国記念日。
アメリカ合衆国のマサチューセッツ州、メイン州、ウィスコンシン州の3州において制定されている祝日であり、4月の第三日曜日にあたります。
またボストンマラソンというワールドマラソンメジャーのひとつの大会開催日でもあります。
R指定の映画だけあって、爆発時の大混乱や、負傷・死亡した各被害者のリアルな流血ま見事にあります。
知事・市長・FBI・ボストン警察・CIAなど、あらゆる関係者が協力・連携し、時には意見を激しく違えながら、事件の手がかりを一つ一つ追っていくシーンが非常に丁寧に描かれ、とてもシリアスかつ詳細に再現されています。
字幕こそ出ませんが「FU●K!」ワードは百回以上連呼していました。
やはり吹替ではなく字幕でこうじゃないといけませんね。
オバマ大統領のスピーチシーンやジョン・F・ケネディの肖像画が映ったり、レッドソックスのユニフォームは、胸にいつもの「RED SOX」ではなく、「BOSTON」と縫い付けられていたりと自由の尊さを訴えています。
観客として爆発に待きこまれ、片足ずつ失った被害者のカップルが、2016年ボストンマラソンには義足をつけて今度は参加者としてマラソンを完走するシーン。
これは深く感動を呼ぶとともに、彼らがテロを乗り越え、精神的に強く成長したことを強く印象づけられました。
「ボストンマラソン」。
出場したいですが出場資格のハードルが高すぎて・・・。
今の私では旅行会社の特別枠で行くしかないようです。