メルギブソン監督の映画「ハクソーリッジ」。
悲惨で血みどろの戦場に加え、痛々しくリアルな残虐描写が炸裂していました。
プロローグのシーンから凄惨な戦闘が繰り広げられます。
日本軍の猛烈な火力の前に、生きながら炎に包まれて焼かれる者、手足を吹き飛ばされる者など、地獄絵図となっています。
主人公デズモンドは宗教上の信念から、銃に触ることを拒否した。彼は戦場で人を殺すのではなく、人を助ける衛生兵になりたいと志願する。
しかしそんなワガママは許されず、同僚や上官までから嫌がらせやイジメを受ける。
それでも信条を貫き通す反抗的態度から投獄、ついには軍事法廷裁判が始まる。
司法取引をして、罪を認め、不名誉除隊となって解放されるシナリオで進めていたが、直前になってデズモンドは潔白を主張する方針に変えたために有罪宣告が色濃くなるその時、彼の父トムが、より上職の司令官から「良心的兵役拒否は憲法で認められており、デズモンドが信教上の理由から武器に触らないことには何の問題もない」と書かれた手紙を審判長に手渡した。
太平洋戦争の沖縄攻略戦に衛生兵として参加する彼の前で、日本兵との壮絶な白兵戦が始まります。
戦場には無数の死体が転がりカオスのような乱戦状態。
彼は戦場で負傷した将兵たちを夜になって一人になっても救い続けた。
それも日本兵、米国兵問わず、運び込まれた負傷兵達の数はものすごい人数になっていた。
PG12の指定映画ですが、かなり戦闘シーンはむごいことになっています。
戦地へ武器も持たず丸裸で行く、そんな実話を元にした作品です。