王室の抑圧と閉塞感に正気を失う瀬戸際の3日間の寓話。
左右対称、順序よく進む調理場が、英国の伝統や、規律を感じる。
あんなに広くて天井も高い屋敷なのに、自分もダイアナ同様に恐ろしく閉塞感を感じた。
息子たちとの会話だけが息抜きの場。
何処にいても誰かの眼がある恐ろしさ…これはきっとホントのことだろう。
終始不穏な雰囲気があり、これでは鬱になってもおかしくない。
いつ爆発してもおかしくない彼女の心理と健康状態が迫り来る。
ダイアナ元妃役：クリスティン・スチュワードの演技は限界ギリギリで見ている側も冷や冷やの連続。
そして、結末を知っているだけに、やはり残酷過ぎる。
