名優ソン･ガンホが好きで彼の作品は欠かさず観ています。
おかげで体型まで似てきましたw
朝鮮第4代国王・世宗(ソンガンホ)の時代のこと。
まだ朝鮮には自国語を書き表す文字が存在しませんでした。
一部の上流階級層だけが中国の漢字を学び、それを使用している状況をもどかしく思っていた世宗は、民衆が容易に学び、書くことができる朝鮮独自の文字を作ることを決意します。
世宗は、身分は低いながらも、何カ国もの言語に詳しい和尚シンミとその弟子たちを呼び寄せ、文字作りへの協力を仰ぎました。
仏教徒の僧侶と協力し合い、庶民に文字を与えようとしている王の行動に儒者である臣下たちはもちろん激しく反発しますが、世宗大王とシンミは新たな文字作りに突き進んで完成させるストーリーです。
あまり歴史ドラマはややこしくて好きではなかったのですが、けっこう大胆な解釈もあってすんなり理解ができます。
裏切りと陰謀など含めたエンターテイメントの要素や派手さはありませんが、『余は偽善が大嫌いじゃ』と語る王に親しみを覚えました。
ある程度、ハングル文字や文化が理解できていないと苦痛かもしれない。
