開業してから気をつけていること。
常連と一見の扱い。
経営的には、新規は増やしていかないといけない。
口コミで、枝から枝へと増えていってくれればそれはもう「御」の字。
人が人を呼ぶ…そして繁栄する。
これはどの世界も理想の形。
所詮、ヒト対ヒトの仕事だからね。
でもふと考えてみた。
あれ?何回来てくれたら、常連となるのだろう。
そして自分は常連というか、贔屓にしてくれるひとを大切にしているだろうか。
逆の立場で、その地域にその職種の店が1つしかないなら我慢するが、民主主義の日本でそんなことまず無いでしょ。
そこで「慣れ」が出てきてはダメだと気をつけている。
全く違う話になるが、引越のたびに困ったのが「理髪店」と「歯医者」でした。
いまは家も建てて、引っ越すことは考えにくいけれど、全く考えていないわけではない。
もちろん、腕も大事なんだけれど、相性ですね。
初めての時は丁寧に扱ってくれるけれど、何回か通うようになり「常連」扱いになると、蔑ろ(ないがしろ)にされる印象を受けるようになることがあります。
これはきっと相手側に「甘え」が出てくるんだな…と察知します。
気のせいかな?と思い始めると、前述の例で言うと理髪店(※美容室でも)だとカットの技術だったり、歯医者であればインフォームドコンセントであったりと、満足度がだんだんと落ちていきます。
もう、コイツはこれからも来てくれるだろう…という気の緩さが垣間見えてくると、新規の客や問い合わせにシフトを傾けるようになってくる。
通っているうちに、適当にされるような扱いや質が保たれない扱いが2度続くと見限ってしまうのは私だけではないはず。
こう思わせてしまったら、ホントにダメだと思う。
私もそう思われないよう、「あの人じゃなきゃ」とか「死ぬまで面倒みて」と感じてもらえるようにならないといけませんね。
あれ?そう言えばあのひと最近見ないな…ワタシひょっとして何か失礼なことしたのかも(..;)
商いはホント難しい。