30年ほど前のこと。
初代ポケモンで頭を悩ませた仕様がありました。
初代ポケモンとは任天堂が1996年にゲームボーイで発売したロールプレイングゲームです。
赤・緑バージョンの同時発売,ソフトによって入手できるポケモンが違う,通信交換・通信対戦が可能なゲームでした。
当時としてはとても画期的で,歴とした大人の私もハマり,小中学生を中心に爆発的にヒットしました。
話は戻り,悩ませたこととは「秘伝技」を覚えさせてしまうと,忘れさせることができないので新しい技を覚えることができなくなってしまうことです。
ポケモンは4つしか技を覚えることができません。
その枠の1つが秘伝技です。
埋まってしまうと,かなりツラいのを覚えています。

特に初めてプレイした時は,その仕様を知らないので,主要ポケモンに「いあいぎり」を覚えさせてしまい,後悔してしまった小学生が全国に100万人いたとかいないとか。
この「秘伝技」のような現象は,この現実世界でも発生しています。
ひとは一度覚えてしまったやり方や考え方を忘れるのは難しいです。
学校で優秀な成績を修めることは,基本的に「過去の知識」を詰め込んでいく必要があります。
一方で,ビジネスにおいて成果を出そうと思ったら,新しい考え方やチャレンジをしていくことが不可欠になります。
偉業を成し遂げた建築家を調べたところ,彼らのほとんどが大学の成績がB評価だったと言われていて,A評価で卒業した学生は,正しさや古い考え方にこだわって保守的な仕事をする傾向にあると言います。
教育学研究者のカレン・アーノルドは以下のように述べています。
大学を主席で卒業した学生が,先見の明のあるリーダーになる可能性は低い
そのような人物はたいてい既成システムの一部になり,改革することができない
ドラゴンボールオープニング曲”CHA-LA HEAD-CHA-LA”の歌詞には
「頭からっぽの方が夢詰め込める」とありますが,まさにそのとおり。
経営者は,常に「変化」を求められます。
過去のやり方,過去の考え方,過去の知識etc・・・そういうものに固執してしまうことは,自分のパフォーマンスを下げることに,つながりかねないです。
自分にも言い聞かせていますが,常に新しい考え方を取り込める人間でありたいと思っています。