ジョン・F・ケネディが大統領選立候補に心がけていたことがあると言われています。
それは
1つのことしか言わないこと
彼は
3つのことを言えば何も言わないのと一緒
という考えを持っていました。
色んなことを伝えたら,どれも覚えてもらえなくなるので,何も伝えてないのと変わらない・・・ということです。
これは,広告の世界でも一緒です。
広告の鉄則として「1レター1コピー」というものがあります。
1つの広告では,1つのことしか言ってはいけない。

ある大学が卒業生からの寄付金を募るために,2種類の異なるメールを出すことにしました。
1通は,寄付は学生や職員のために善をなす機会であることを強調した。
もう1通では,善を施すことは自分の心の豊かさをもたらす機会であると伝えました。
結果は,いずれも効果がありました。
2通とも同じような効果があったんです。
なんだ,それならば!と2つのメッセージを1通にまとめてメールをしました。
その結果どうなったのか?
反応が倍になったのか?
それは意外にも逆効果でした。
2つのことを伝えたことで,反応率は半分以下に下がってしまいました。
たった1つのことを伝えたほうが倍以上反応が得られたということです。
たくさんのことを伝えてしまうことは私たちの業界ならず,どの世界でもやりがちなことです。
集客するためのチラシに求人募集のことも加えてしまったり,腰痛の方をターゲットにしてるのに肩や膝の痛みも改善できます・・・など宣伝してしまったり。
もう何を訴えたいのか分からない広告媒体,あなたの周りにもあるはずです。
1つの広告には1つのメッセージ。
これ原則です。