今日は高速道路が事故渋滞していました。
ラジオからもWEBからも情報が無かったので、ほんの少し前の事故だったのでしょう。
そんな時、私ならずとも、ナビの示すルートとは別の出口から降りようと思ったことは、一度はあると思います。
実際、私も今日はそうしました。
その結果、別のルートを選択したことで目的地に早く到着することができれば、達成感が物凄いですね。
勝ち誇った気分でドヤ顔になると思います。
実はこのとき到着時間が一緒だとしても、場合によっては到着時間が遅くなったとしても”自分で決定した”という事実によって気分が良くなると言われています。
コロンビア大学のチームの研究によれば「たとえ選択することで報酬が増えなくても、非選択よりも選択を好む傾向が人間にも動物にも見られる」ということが分かっています。
人間と言うのは、それが例えどんなに小さな決断であったとしても、1つ決断するために自分は自分をコントロールできている!自分は有能な人間なんだ!と言う確信が強まることが分かっています。
自分でも、自分以外の人に対しても、やる気を引き出す第一歩は選択する自由を与えるということです。
「自己決定している」「自分でコントロールしている」
この確信があると、人はやる気が引き出されるというわけです。
しかも、この自己決定する内容というのは、範囲が広くてもなんでも良いです。
例えば、取り掛かるのが憂鬱な仕事があったとします。
・その仕事を何時にするのか、自分で決める
・どこでそれをするのか、自分で決める
・どの作業から取り掛かるのか。自分で決める
とにかく何でも良いから、 最初に選択をすることによって、やる気が引き出されます。
裏を返すと、それが全部決められていて、選択の自由が無くなると、人はやる気を削ぎ取られます。
あなたがこれから何か取り掛かる時、自分からあるいは他の誰かからやる気を引き出そうと思ったら、自分でコントロールしてると言う感覚を作ることが大事になります。